臨床工学技士100人カイギ・キックオフイベントが盛り上がりました!
NPOまもるをまもる代表理事の西垣孝行さん(森ノ宮医療大学 臨床工学科准教授)が、臨床工学技士100人カイギの発起人となり、そのキックオフイベントが3月28日土曜日(19:00-21:00)に開催されました!
今回はコロナウイルスの影響でZOOM開催となりましたが、一週間で参加人数上限の100人を超えたため、YouTubeでも同時配信され、150人の参加者が集まりました。
西垣さんとゲストスピーカー8名による新時代における働き方のお話は斬新で、参加者のコメントも大いに盛り上がりました。全国の臨床工学技士(CE)さんや関係者の方々には、是非参加してほしいと言う想いから、今回のカイギで語られた事の中から特に私が知ってほしいと思ったポイント3点を挙げさせていただきます。
西垣さんがカイギを始めた理由は、「最強の教材は人」だと言う思いがあり、「素敵な人と出会う機会をみなさんにプレゼントしたい」と思ったからだそうです。この100人カイギの大きな特徴として、肩書きや属性でなく、「想い」でつながることにあるといいます。これからは医療と産業がどんどん合わさり、医療が日常生活に溶け込んでいく時代になるそう。医療と産業は、距離が遠いので、既存の知と既存の知の新しい組み合わせが起こる可能性が高くイノベーションに向いているらしい。新しい繋がりのできる100人カイギは、これからキャリアを考えるCEにうまく当てはまるのではないかと述べられました。
またこの100人カイギのもう一つの特徴として、各回5名ずつスピーカーが登壇し、計100人になると解散することにあること。組織化せずに、さらに回数にも限りがあるので、色んなチャレンジができるとのこと。どんどん失敗を恐れずチャレンジして行く精神(Doer、ドゥーラーの精神)を持ってほしいと述べられました。
みなさん臨床工学技士ですが、パラレルキャリアがとてもバラエティーに富んでいました。ざっとあげると、
・臨床を続けながらグラフィックレコーダーでデザインを勉強中
・大学生で、学生団体を立ち上げる
・元不動産屋、現在フリーのCE
・CEから医療機器メーカー勤務
・臨床家から医療ベンチャーとして起業家に転身
・九州ブロック代議員、県の臨床工学技士会の理事
・ミュージカル女優、学校の講師、県の臨床工学技士会の理事
・グローバルにたくさんの繋がりを持つ臨床家
という、5分間のプレゼンではとうてい物足りないというお話ばかりでした。参加者にとって、こんな選択肢があるのかと、新しい発見ばかりだったと思い
プレゼンの間、参加者同士はslidoを用いて意見を交換し、またコメントだけでなく5名ずつに分かれて意見交換し合うタイムもありました。その中で今後の100人カイギの方向性として、「今後どうやって自分のキャリアを伸ばして行くのか」ということ、また「今の自分から将来のビジョンの向けて伸ばすノウハウ」を具体的に語り考えていく必要があるという意見があり、今後の展開がますます注目したいと思いました。
以上、今回の100人カイギのポイントを3点あげました。西垣さんの最初の言葉、「今日のゴールは参加者みんなが当事者になること。今日学んだことをこれからどう使っていくか考える機会になったらいいと思う」との想い通り、全員が活発に考え、今後のビジョンに関する想像力を働かせることができたのではないかと思います。
自分のキャリアについて真剣に向き合いたい方、未来の師匠と繋がりたい方、バイアスを外してイノベーションを起こしたい方、この船に乗りこまない手はないと想います。ぜひZoomで遠隔開催予定の臨床工学技士100人カイギVol.1に参加していただきたいです。
Profile
大道 レイチェル (だいどう れいちぇる)
滋賀県出身。立命館大学文学部卒業後、専門学校でデザインとイラストを学ぶ。現在、滋賀県の印刷会社でグラフィックデザイナーとして入職し、個人でもイラストレーター・漫画家として活動中。また、NPOまもるをまもるの理事として、イラストや広報物の作成、グラフィックレコーディングを行なっている。趣味は英語の勉強とスターウォーズと、さんぽ。Facebook: https://www.facebook.com/reiko.daido
Instagram:https://www.instagram.com/rachel.daido/